■大半の人にはどうでもいいが■
○薄型PS2発表(04/09/21)
ポイントは、ウワサされていた「PS two」って呼称じゃなくて、あくまで「PlayStation 2:SCPH-70000 CB」ってところ。
今後現行サイズとどう住み分けるのか?という点において薄型に新しい一般呼称を与えないあたり現行機の今後にはネガティブな観測ができると思う(ただし「PS two」にしたところで口頭では微妙だからそこは口に出す者に任せたのかもしれないが)。
そこで気になるのはHDDで、薄型用を出す意志は現時点では見られない。また、PSXでもBB対応は未定。
ということで、PSBBはもみ消し方向に入ってることがより強く感じられた結果に。
■現状?■
・PSBBを効率的に推進するのはほぼ不可能
→PS2のオンラインにおいては、HDDの有無やPSXなど手段が乱立。
・次世代機を見据えるとサービス継続が難しい
→XboxのTFLO中止のときも論考された問題である。
・大半はLAN端子(ネットワークアダプタ)のみあればよい。
→HDD使用型はFF、信OnなどPCへも展開しており意味薄
→HDDで読込高速化という対応も少なくないがマニア向け付加要素
…と、考えれば考えるほどやる意味ないもんね。
ひとつのキーとされていたDL販売だって、環境の整った市場を読めないからまるで出来たもんじゃない。
その点Xboxはまだ追加コンテンツの小物売りレベルだがPS2に先行してると言える。環境が統一されているうえに、良いこととは言えないがタイトルが少なく市場が読みやすいのがここでは幸いしているだろう。
■PCや携帯以上を■
オンラインのインフラ部分の裁量を開発運営側に任せすぎたため、オンライン化の推進=PSBBの推進では無くなり、このような事態を招いたのではないだろうか?
さらに、PSBBはただの後付機器でしかなかった感もある。
音楽や写真が取り込めても、それでPSBBならではの遊びができない。
ただ取り込める機能がついた、だけで終わっているのだ。
本来ならば、それをベースにソフトと連動すべきだが…。
また、もし大容量コンテンツがDLできたとしても、並行してゲームで遊んでいられたり、ゲーム内のメニューからシームレスにそれを操作できたり…ということができる作りとも思えない。できなければ大容量コンテンツのDLなどただの面倒事にしか過ぎない。
XboxやDCと比べてできる比較でもあるのだが、やはりネットを標準としていないせいか、ネットワークまわりが下地としてしっかり機能していないし、そうならなければPCほどの自由度でもない限りオンラインで成功できないだろう。
その点現状はもう改善する余地を感じないので、しっかり反省してPSPや次世代PSで生かして欲しい。
オンライン機能を最初から入れて作れ、と言うのではない。
やるならやる、ハンパならやらない、と明確にするとか、もしくはハンパ以上に十分に対応しうる設計で作るとかすればいい。
とくに後者はオンライン意外の要素にも言えることだと思う。 単機能で終わるような機能は(それが陳腐であればあるほど)ゲーム機には必要無く、PCだの携帯だので間に合うからだ。
ということで、そろそろPSシリーズにはいい加減な八方美人はやめてほしいものだ。
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