■はじめに■
このゲーム、ジャンプの是非がキモらしいです。 シリーズをちゃんとやってる人たちにとっては。 しかし、自分は3以前はほとんど(全くに限りなく近い)遊んでません。 真面目にやったのはこの3が初めて。 ということで、初心者のレビューですから。 カリカリしそうな方は見ないべきかと。
■マイクロソフトの過ち■ 指いてー。 まぢで指いてー。 正直Xboxの純正コントローラを恨まざるを得ない。 なんつーと大げさか。 車ゲーといえば状況に応じた素早い操作が求められるワケですが、Xboxでそれをやるともう指が痛くて痛くて。どうにかなんないだろうか。このもっこりとして堅さのあるボタン共は。 あ、そっか、変換機でデゅあルショックでもつければいいのか〜。 とにかくマ社は望みがないから放置するとして、このゲームも、大味に見えてけっこう細やかなテクニックが必要とされます。でも、他の車ゲーと違うのは、その効果が目に見えてわかりやすいということ。加えて過激で派手な演出が伴うので、やってておもしろいワケです。爽快感なのです。 ワタシはレースゲーとかやってても「コレドリフトかかってんの?かかってないの?」とたまに思ってしまうこともあるようなドアフォウですが、このゲームは激しい音と火花散る演出がサポートしてくれるのでドアフォウのワタシでも安心。 また、テクニックもきちんとコマンドっぽくまとめられているので、けっこうとっつき易い。 ちょっとやって操作に慣れてしまうと、おもしろくて仕方なくなるのである。 でも指いてー。
■漢らしい■
このゲームはレースゲームではなくアクションゲームである。 そういう視点で見ると、かなり硬派なアクションの部類に入るだろう。 隠し要素なんかも、ミニゲームのクリアが出現条件となっており、さらにそのミニゲームがプレイヤーのスキルを磨き、それに挑戦するものであるということで非常に漢らしい(笑)。 実はコマンドで隠し要素がオープンするというのも漢らしい。 しかも一人用ゲームなのにそれにもう一つコントローラを使用するというところも漢らしい。 ゲーム自体の爽快感もあって、バリバリやっていけるのだが、ひとたびスランプにでも陥ろうものなら血のにじむような努力をしないと抜け出せないというところも漢らしい。 マジでお手本のプレイデータくらい入れてくださいヨー、と嘆きたくなるほどに。スキル的な限界に陥ると救済してくれる要素が皆無に等しいので、ちょっと行き詰まると途端にキツくなってしまう。 まぁ、救済をもたらすのは自分自身なワケだが。
ということでひたすらやれや!という姿勢も実に漢らしい。
■ヤーヤーヤーヤー■ ゲーム音セガで↑の着ボイをDLしたら、これの後にくる最後の「ヤー!」が無かったので激しく萎えた。 それはさておき、雰囲気作りがとても上手なゲームだな、と思う。 街角で信号待ちの車からいかにもウーファー効かせてるな、っていう重低音が聞こえてくると、どう感じるにせよ気にせずにはいられないでしょ? クレタクにはそういう力がある。 このゲームのBGMに使われている楽曲は、必ずしもゲームの状況と完全にマッチするものではない。ゲームのために作られた音楽ではないからだ。 しかしそれは些細なこと。 社会や世界に叫びを挙げるものであるロック。 ひたすら自分への挑戦をして行くものであるクレタク。 これらはゲーム単体においてではなく、我々の心においてシンクロしていくものだからだ。 そんな心の叫びを解放してくれるゲームだからこそ、「クレイジー」という言葉が冠されているのだろう。 なんてな。
■総括■
低音が響く環境必須。 大音量でも怒られない環境推奨。 続編物であり、それゆえに誰もがビビッとくるような新規性という面では弱いが、楽しさに忠実なゲーム。
〜評価〜
総合:Xboxユーザー、やんなさい。箱ない人は1作目遊ぼう。
個人:意識的に長続きする要素には弱いが作品全体が漢らしく8点。
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