ステージセレクトしているヒマなんかないぞ!
アトム? 最近テレビでやってるんだって? 見たことないね。
トレジャー? スマン、旧作は知らないのだ。
ゾルゲ? …動機が不純なのはいつものことです。
キャラゲーにありがちなのは 「原作のストーリーをなぞる」 「原作に沿った外伝的ストーリー」 ってとこだろうと思うが、このゲームはかなり極端に噛み砕いて言えば「スパロボ」。 誰しも、アトムやブラックジャックと言った名前なら原作を知らずとも知っていることと思う。 スパロボあたりだと、どうしても都合的に参加しているキャラの存在が否めなくいのでそれぞれが共演する「熱さ」っていうところがイマイチ合理的でないのだが、このゲームはそれぞれのキャラが自らの個性に素直に動きつつ繋がっていくので見ていて非常に気持ちいい。 また、スパロボ調といえば、このソフトにもキャラクター図鑑があるのだが、きちんとこのゲームでの使われ方と原作でのそれとを明記している点が◎。 まず、これらのキャラクターを生み出した手塚治虫氏に敬意を表したい。
まず、もっとも驚いたのが2周目の遊ばせ方。 セガガガでもそうだったが、プレイヤーのモチベーションの調整と、素材を生かした絡め方っていうのが上手いんだよね。 そして、何かと話題になってるトレジャーの開発が生かされたアクション部分(まぁ、ゲームの根本だな)。 ただ、一つだけ挙げれば、微妙にテクニカルな操作を要求するので、アクション初心者にはとっつきが悪いかもしれない。敵弾回避なんかにおいては、けっこう厳密にジャンプとダッシュの使い分けを迫っている。マリオやロックマンのようにジャンプの高度調節はきかないし、それによって重要さが増しているダッシュ(ジェット飛行)が横キー2回押しなので、多少手早い操作が必要なのだ。 まぁ、そんなに難儀する方はかんたんモードで、Lボタンのケツマシンガン→Rボタンの極太アームキャノン、をくり返すハメ(?)技で乗り切っちゃってくださいな。
〜評価〜
|